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糖尿病性腎症にかかるとたんぱくコントロールが必要になってくる?

バランスのとれた食事を

糖尿病それ自体も発症すると怖い病気ですが、もう一つ怖い所があって、他の病気を引き起こすリスクが高まる点にも注意が必要です。いくつか糖尿病との合併症が考えられますが、その中の一つに糖尿病性腎症と呼ばれる腎疾患があります。

 

糖尿病性腎症とは、血糖値の高い状態が長期間続くことで発症する病気です。血糖値の高い状態が続くと、動脈硬化が全身で進んでしまいます。腎臓の周辺でも動脈硬化が起こり、糸球体という血管に影響をもたらします。糸球体が壊れてしまうことで老廃物のろ過がうまくいかなくなって、不要な物質を排尿できなくなります。

 

糖尿病性腎症になると、通常の糖尿病から一歩進んだ食事療法を行う必要があります。腎機能において、たんぱく質は大きな負担をかける傾向があります。そこで腎機能にこれ以上の障害を引き起こさせないようにするために、たんぱくコントロールの食事療法が実施されます。たんぱくコントロールとは、過剰なたんぱく質の摂取を抑制するためのアプローチです。

 

たんぱくコントロールの目標は、どの程度の症状を抱えているかによって変わってきます。標準体重1sあたりで算出され、症状の軽い人であれば1.2〜1.5g程度の摂取に抑制されます。少し症状の重たい人の場合、0.3〜0.8g程度に抑制されるケースもあり得ます。さらに症状が重たくなると、一切のたんぱく質の摂取を禁じられることもあります

 

たんぱく質は、私たちの体を作る上で重要な栄養分です。このためただ単にたんぱくコントロールをしてしまうと、栄養状態に問題が出ます。たんぱく質を減らした分は脂質や炭水化物で補って、栄養のバランスを取っていきます。